在住者が教える!東南アジアでの食あたり対処法

RUMI

トラベルライター

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食あたりPhoto by RUMI
海外旅行に食あたりはつきもの。特に衛生管理を徹底していない東南アジアではよくあることです。もし運悪く当たってしまった時の対処法をお伝えします。

エリアの特長

■時差 -2時間
■言語 クメール語
■通貨 アメリカドル、カンボジアリエル (店舗により1ドル=4,000リエルまたは4,100リエル)
■気候 乾季(11月~3月)と雨季(4月~10月)がある。1年を通じて温暖だが、12月の早朝は肌寒く、また3月から5月までは最高気温が40度を超える日もあるので、寒さおよび熱中症対策が必要

食あたり=食中毒ではない

ナマズの塩焼きPhoto by RUMI

実は東南アジアでは、カキなどの貝類による食中毒や、エビやカニなど甲殻類の細菌による食中毒は多くありません。ノロウィルスやO157に遭遇する可能性は日本と同じか、それ以下ではないでしょうか。食中毒は怖いですが、食あたりは恐れるに足らず!

では、症状別にみていきましょう。

1.下痢と嘔吐

トイレ
Photo by RUMI

嘔吐が半日以上続いたら食中毒の可能性があるので、病院に行きましょう。嘔吐は最初だけで、あとは下痢が続くようだったら、下痢の項目を見て下さい。

2. 嘔吐

嘔吐 イメージ図Photo by annulla Flickr

嘔吐は英語で「Vomiting」です。半日以上嘔吐が続いたら病院に行って「Vomiting!!」と言いましょう。水を飲んでみて、その水をすぐに吐いてしまうようならすぐに病院に行って下さい。飲んだ水を吐き出さずに下痢をするようだったら、下痢の項目を見て下さい。

3.下痢

下痢イメージ図
Photo by RUMI

下痢の原因は様々です。原因別に対処法をみていきます。

1.糖分の摂りすぎ


Photo by RUMI
カンボジアに行くとなぜか飲みたくなってしまう甘い炭酸飲料。

暑いからと言って、甘いものを飲みすぎないようにしましょう。そして塩分を適度に摂ってください。暑い国に行くと甘いものが飲みたくなります。東南アジアのスイーツがものすごく甘いのは、そういう理由からです。

日本人も東南アジアに行くと甘いものが欲しくなるのではないでしょうか。普段コーラを飲まない人が、1日3本もコーラを飲んだら糖分の摂りすぎですし、フルーツシェイクにも大量の練乳と砂糖が入っています。

激しい下痢ではなく、腹痛もなく、なんとなくゆるいという感じだったら、糖分の過剰摂取の可能性があります。

2.内臓疲労

嘔吐するわけでもなく、激しい下痢でもなく、少し胃が痛く、食べたものを消化せずに出してしまうような状態なら、内臓疲労を起こしている可能性が高いです。まずはゆっくり休みましょう。

通常デスクワークをしている人が、1日中炎天下を歩き回ると体が疲れるはずです。しかし観光が楽しいと体が疲れていることに気づかず、むしろ快適になり、いわゆるランナーズハイのような状態になります。

ランナーズハイが内臓疲労を起こす原因になることは多いので、疲れているのに自分は気づかず、胃腸は疲れ切っているかもしれません。食べ物を胃に入れたら消化できずに下痢してしまう。それが内臓疲労の怖いところです。

3.刺激物の摂りすぎ

青パパイヤのサラダ
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青パパイヤのサラダ。カンボジアでは大変ポピュラーな料理です。

辛いものが少ないカンボジア料理ですが、時々唐辛子がたっぷり入っている料理に出くわします。唐辛子は胃腸に刺激を与えるので、辛いものを食べ慣れている人でも、極端に辛い料理を食べると下痢をします。

料理の中に唐辛子が丸ごと入っていた場合は、唐辛子は食べないようにしましょう。「キーヌー」と呼ばれる緑の小さい唐辛子は、ハバネロよりもはるかに辛く、小指の爪ほどのサイズの物でも、食べると火を吹くほど辛いです。

ちなみにどうしようもなく辛いものを食べてパニックに陥ってしまった場合は、マンゴーシェイクを飲むとおさまります。また、コショウの実も刺激物なので大量に食べないようにして下さい。

ステーキ

緑色のものがコショウの実です。意外と食べやすく肉料理に合うので、ついたくさん食べてしまいがちなので、注意してください。

お茶やコーヒーは利尿作用があるので、逆に体の水分を奪います。下痢が治まるまでは避けて下さい。利尿作用のある野菜や果物(きゅうり、キャベツ、すいか、メロン)も避けましょう。

そして下痢とともに体の水分が失われるので、水分を補給するためスポーツドリンクを飲んで下さい。普通のペットボトルの水は、飲んでも排出されてしまうので、スポーツドリンクの方が効果的です。日本から粉末を持って行くことをお勧めします。

スポーツドリンクがない場合は経口保水液を作って飲みましょう。作り方は1リットルの水のペットボトルに、塩小さじ0.5(3g)砂糖大さじ4.5(40g)を入れてシェイクするだけ。レストランに行って非常事態であることを伝え、計量スプーンか測りを借りて下さい。薬局で経口保水液セットを売っていることもあるので、それを買うと手っ取り早いです。

下痢止めを飲むと、異物が排出されなくなってしまうので、下痢止めは飲まないで下さい。

4.傷んでいる物を食べた

胃腸薬スメクタ
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東南アジアで一般的な胃腸薬「smecta」

傷んでいる物を食べるとほとんどの場合は最初に嘔吐しますが、その後は下痢が続きます。胃の中を空にするために薬を飲みましょう。東南アジアではフランス製のsmectaがポピュラーです。日本ではスメクタテスミンという名前で販売されています。

これは地中海から採れる粘土を粉末状にしたもので、水に溶いて飲みます。セメントを飲んでいるような感じですので、水を多めに入れて溶いた方が飲みやすいです。傷んでいる物を食べたこの粉末が胃の中で粘土となり、胃の中の異物を吸着して排出してくれます。

5.大腸菌に汚染された食品を食べた

実は東南アジアで食あたりを起こす原因の1番がこれです。そして大腸菌は食品ではなく、食器についていることがほとんどです。屋台や安い食堂では、流水ではなく洗面器に貯めた水でお皿を洗っていることがあり、洗い方もいい加減な場合が多いので食器に大腸菌が付着していることがあります。その上に盛られた料理を食べてお腹を壊してしまうことが多いのです。対策としては、次のようなものが挙げられます。

1.割りばしを持ち歩いて、1回ごとに捨てる
2.マイ箸を持ち歩いて、1回ごとによく洗う
3.取り皿をもらい、除菌ティッシュでよく拭いてから使う。元の皿に付着した部分は食べない
4.屋台や安い食堂では、持ち帰り用のパックに盛り付けてもらう

ご飯をバナナの葉で包んで蒸したもの
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バナナの葉には滅菌作用があるので、バナナの葉に包んでから加熱した食品はほとんどが安全です。

運悪くあたってしまった場合は、「傷んでいる物を食べた」と同様に水分を補給しつつsmectaを飲んで下さい。

6.タマリンドのお菓子を食べた

タマリンドのお菓子
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東南アジアのコンビニでよく見かけるタマリンドのお菓子。マンゴー味などいろいろなフレーバーがあります。

タマリンドを加工したお菓子は東南アジアで人気なので、よく見かけます。瓶入りや袋入り、プラスチックケースに入った物など形状も様々です。

梅干しのように酸っぱくて、のどが渇いている時に重宝します。さらに便秘をしている時にこれを食べるとスッキリ快腸!ですが、食べ過ぎると下痢をします。一気食いは避けましょう。

4. 事前に予防できる食あたり

食あたり

意外だと思った方も多いのではないでしょうか?東南アジアの食あたりは食べ物そのものに原因がない場合も多いのです。

今回は不幸にも当たってしまった場合の対処方法を書きましたが、当たらないようにする注意も必要です。

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RUMI
カンボジア・シェムリアップでゲストハウス経営の後、タイのバンコクに移住。バンコク在住歴は通算6年です。世界20か国以上を旅行しており、「人が住んでいる所ならどこでも生きられるはず」と信じて東南アジアのマイナーな街にも探検に出かけています。
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